就活は大学生活の総決算、そして長い社会人生活の最初の一歩。
それだけのプレッシャーと不安にさらされ続けるのは辛いですよね。
毎年多くの就活生が精神的に追い詰められて苦しんでいます。
そこで私が、「就活で苦しんでいる人へ」という気持ちを込めて私の考えを提案してみます。
就活のストレスで苦しんでいる人はぜひ最後まで読んでみてください。
就活で苦しむということ
まず、最初に哲学的ですが「就活で苦しむ理由」を考えてみましょう。
私の持論ですが、就活で悩んでいる人の悩みは大きく分けて2つです。
- 就活で内定が取れなくて苦しい
- どの会社・業界がいいのか分からなくて不安
つまり「能力的な無力感」と「何が正しいのか分からない不安」です。
多くの就活生を見てきましたが、就活の悩みはこの2つに大別されます。
就活で内定が取れなくて苦しい
内定が取れなくて苦しい、というのはよく分かります。
しかし、逆に言えば「内定が取れれば悩みが解決する」ということでもあり、やるべきことは明確です。
つまり、ひたすらES・SPI・面接のクオリティを上げていくべきということです。
その具体的な方法はこのサイトに全部書いていますので、ご覧ください。
どの会社・業界がいいのか分からなくて不安
先ほどの能力的な問題に比べてより根深いのが、「自分の進む道が正しいのかが分からない」という不安です。
これは努力や練習で解決できるものではなく、かといって「どの人生が正しいのか」なんていつまで経っても結論が出ることはありません。
自分で解決するしかないのです。
大口叩いておいてすみません。
これに関してだけはお手伝いすることができません。
しかし、私なりに不安・悩みを言語化してみたのでぜひお読みください。
不安から解放される方法
就活の不安はどこからくるのか。
それは「自信のなさ」だと思います。
「どの企業・業界が正しいのか」と「自信」の何が関係あるのか、と思われるかもしれません。
「根拠のない自信より、企業分析や業界分析を続けることが大事じゃないのか」と言いたいかもしれません。
しかし、断言できます。
問題の根本的な原因は、「自信のなさ」です。
「企業・業界」に答えなんてない
前提として、「自分の不安を解決してくれるような企業・業界がどこかにある」というのは間違いです。
- 平均賃金の高い企業・業界
- 休日や福利厚生も充実している
- 激務でない、職場の雰囲気がいい
- でも衰退産業ではない、未来あるビジネス
- それで自分が興味を持てる仕事内容
こんな都合のいい企業などどこにもありません。
もし皆さんが「この企業は良い企業なのでは?」と思える会社を見つけたとしても、評価サイトでちょっと悪いクチコミを見つけただけで不安になってしまうのでしょうか。
本当に必要なのはメンタルの強さ、いい意味での吹っ切れ感です。
未来は誰にも分からない
当たり前のことを言います。
未来は誰にも分からないのです。
もし今「将来性のある業界だ!」と言われても、1日後にはバブルがはじけて全員リストラ、ということは十分にあり得る話です。
昔話をしましょう。
今から20年ほど前、ネットバブルが崩壊しました。
当時時代の寵児ともてはやされたIT企業の革命児たち。
彼らに大きな期待をかけた人々は、多額の金額を投じました。
しかし、そのバブルは一瞬ではじけましたね。
投資で大損した人々はIT企業を責め立て、凄まじいバッシングを行い、社会問題になりました。
もし皆さんがITバブル崩壊の前に就活生だったら?
IT企業に就職すれば安泰、日本経済の中心だ、と言われていたことでしょう。
しかし、一瞬でバブルが崩壊し、多くの人間がリストラされたはずです。
皆さんは「あと数年就活が遅かったら、IT企業になんて就職しなかったのに」と言うでしょう。
しかし、その後IT企業はどうなったでしょうか。
株価の暴落から一転、劇的な成長を成し遂げました。
孫正義のソフトバンクはトヨタに次いで時価総額日本2位。
ホリエモンらライブドアは(事件に見舞われたものの)様々な革命を成し遂げました。
藤田晋率いるサイバーエージェントは、瞬間的にですが日本の利権企業・電通を時価総額で抜きました。
彼らは激しいバッシングに耐え、今も活躍しています。
そして多くの優秀な人材を輩出していきました。
IT企業に就職することは失敗だったのでしょうか。
バブル崩壊のまさにその時、IT企業で仕事をしていた経験は大きな市場価値になっていたはずです。
結局、何が正解なのかなど分からないのです。
「分からない」を受け入れるのが大切
大事なのは、「未来は分からない」という事実を受け入れることです。
「安定が欲しい」「失敗したくない」という気持ちは分からないでもありません。
しかし、「将来のことなんて分からない」=「就活の時点での納得感なんてなんの根拠もない」ということを受け止めましょう。
でなければ、一生不安なままです。
なぜ私は不安ではないのか
そうはいっても、なかなか不安は消えないものです。
頭では理解していても、実際は色々と考えてしまうのが人間です。
しかし、私は自分の将来について全く心配していません。
自分ならなんとかなる
私が将来を楽観視できる理由は、「自分に自信がある」からに他なりません。
しかしそれは「自分は全知全能の神のような存在だ」という驕りではもちろんありません。
もっと無根拠な自信です。「まぁ、何とかなるだろう」という感じです。
雑な論法ですが、「根拠のない自信」を持つのは大事なことです。
逆に、天才的な才能も、時代の波の前では無力です。
ナポレオンも織田信長も、あれだけのカリスマ的才能を持っていながら天下布武には至りませんでした。(かなり王手をかけていましたが・・・)
また、ガリレオもソクラテスも、偉大な才能を持ちながら不幸な人生を送っています。
才能で幸せが買えるとは限らないのなら、「根拠のない自信」のほうがマシです。
成功と幸せは別物
そして私が不安に脅かされないもう一つの理由として、「成功してなくても幸せにはなれる」と思っていることですね。
就活での成功=社会的な成功、ということになると思いますが、成功したからと言って幸せとは限りません。逆もまた然りです。
幸せとは人間の器の問題です。
年収200万でも幸せに生きられる人間になれば、就活で失敗してもノーダメージです。
「就活で失敗しても自分は幸せでいられる」というのも、また根拠のない自信ですね。
まとめ
今回は、就活で不安になったときにどういう考え方をするべきか。
そして私はどう考えているのかについて書きました。
参考になったかは分かりませんが、「悩むことにあんまり意味はない」と思ってもらえたら幸いです。
将来の不安は将来考えることであって、今は今、やるべきことをやるしかありません。
そういう開き直りも覚えなければなりません。
ちなみに、「幸せ=成功」ではない、と書きました。
では私は成功には興味はないの?仕事に打ち込むのはむなしいことなの?というと、そういうことではありません。
幸せと成功が関係ないからこそ、成功に向かって努力できるのです。
この論理の解釈は、皆さんにゆだねることにします。
では、皆さんの就活が成功することを願っています。
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