ES

志望動機は自分が考えなくても企業が教えてくれるので大丈夫

ESを書き始めた就活生が突き当たる最初の壁が、「志望動機」と「自己PR」です。

中でも志望動機は企業のことを調べなければ書くことができず、自分のことを書く自己PRよりも難しいと感じる就活生も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「志望動機」を書く上で欠かせない考え方を解説します。

志望動機が見つからない学生は多い

志望動機とは、簡単に言えば「なぜその企業を受けようと思ったのか?」ということです。

しかし、多くの就活生にとって「その企業を受けようと思ったのは就活を始めたから」でしかなく、ごく一部の有名企業を除いて、就活を始めるまで名前すら知らなかったような企業を受けることになります。

しかし、企業に直接そんなことを言うことは出来ません。

就活エージェントも、「自己分析をして自分の動機を考える」というアプローチしか提案していないでしょう。

志望動機を作るのは難しいし、面倒臭い

ですが、20社近くにESを出す必要がある就活で、いちいち自己分析などやってられないというのが本音です。

そもそもこのサイトでは「自己分析など無意味」「強制的に自己分析させる風潮は鬱のもと」というスタンスで、私自身は就活において一秒も自己分析などしていません。

自己分析は百害あって一利なし、完全な時間の無駄です。

ですから、「自分の性格やモチベーションなどから志望動機を作る」という世間の圧力を完全に無視した志望動機作りを解説しています。

志望動機に時間をかけるのはムダ

既に行きたい企業がある、というのであれば、志望動機はすぐに書けるでしょう。

しかし、問題は全然志望していないすべり止め企業。

それらに時間をかけるのは完全なムダです。

まずもって言いたいのは、志望動機はサクサク作るべきもの、ということです。

じっくり考えて一つ一つ丁寧に作っていては疲れます。

できればサクサクESを作ってサクサク面接に進んでサクサク就活を終えたい、というのが就活生の本音です。

しかし、企業は就活生にじっくり時間を掛けて自社を理解してほしいし、就活エージェントは単価の高い企業を受けるように就活生を仕向けたい。

なかなか思うように行かないのが就活です。

ところが、思いもよらないところに扉が開かれています。多くの就活生が見落としているところに答えはあるものです。

その答えは、後で紹介します。

志望動機は最も大事な要素

志望動機は就活の成否を決める上で最も大事な要素の一つです。

企業が内定を出すかどうかは、2つの要素で決まります。

  • 優秀な学生かどうか
  • 自社にマッチしているか

優秀な学生かどうかを測るのは、SPIと面接の受け答え。

自社にマッチしているかどうかというのは、「内定を出したら来てくれるのか」「会社の価値観に沿うかどうか」です。これは就活生の性格と、考え方です。

志望動機で伝えたいのは、完全に後者。会社にマッチしているかどうかです。

つまり志望動機でアピールするべきなのは「御社に行きたいですよ」「御社と相性バッチリですよ」の2つです。

これを押さえてください。

大事なのは相手に合わせること

先ほど、「志望動機に自己分析はいらない」と言いましたね。

ではどうやって志望動機を書くのか。

それは、「企業に聞く」のがベストです。

もちろん、「御社が一番聞きたい志望動機は何ですか?それパクりますから教えてください」と聞くわけにはいきません。

重要なのは、「企業が言って欲しいことを言ってあげる」という精神です。

就活に自己表現はいりません。

就活はコミュニケーションなので、相手に合わせるのが大事。

そもそもなぜ企業は志望動機を聞くのでしょうか?

それは、人間は相手の動機や目的を聞くと安心する生き物だからです。

人事は学生をただの世間知らずの若者と侮っています。

と同時に、最近の若者の考え方が分からない・・・という課題も抱えています。

ですから、就活生の口から直接、動機を聞きたくて仕方ないのです。

(自分は本音を言わないのに・・・)

相手が求めているのですから、合わせてあげましょう。

「最近の若者って覇気ないですよね」「自分、結構仕事好きで・・・」「社会人になるのが楽しみです」

企業の人事は、こういう言葉を待っています。

自分と同じ価値観の若者を、良い就活生だと思う傾向にあるのです。

特に大企業の人事はかなり年齢が行った男性が多いですから、バッチリこの傾向に当てはまります。

相手に合わせる、これを覚えると就活は楽勝です。

企業の「言って欲しいこと」は公開されている

相手の本音を探るのは簡単です。

まず見るべきは、ホームページ。

ホームページからは多くの情報が見て取れます。

基本は、ホームページをザックリ見て、「こういう学生が好きなんだろうな」と考えます。

しかし一方で、HPで全く本音を晒していないような企業もあります。

その場合は、リクナビなどで書かれているような「わが社が求める人物像」てきなものも信用しないようにしましょう。

本音を隠す企業に対して、安易に本音を晒すのは危険すぎます。

そういう企業は採用に力を入れていない(学歴やSPI重視)か、もしくは単に奴隷を欲している企業でしょう。

もちろん、HPに力を入れていないアナログな優良企業もありますが、その場合もやはり相手に会わせましょう。

フレンドリーに接してきたらこちらも愛想よく、かっちりした会社ならできるだけ礼儀正しくロジカルに。

相手に合わせる、これは就活だけではなく商売の基本です。

企業のスローガンは社長面接で役に立つ

人事面接と社長面接は全く違います。

人事は部長クラスであってもサラリーマンです。

しかし、社長面接や役員面接で相手にするのは経営者。

しかし、経営層にはビジョンがあります。

つまり、テンションが違うのです。

人事には「この会社、いい会社ですね!(現在のこと)」というテンションが合っていますが、経営者には「こんな会社にしたい!(未来のこと)」みたいな方向性を持っていないとウケません。

その方向性を見極めるためには企業が掲げるスローガンが大事です。

特に地方の一族経営の場合はこの傾向が顕著で、一族経営にとって創業者はある意味では神のような存在です。

最終面接前には企業の社訓やスローガンでテンションを合わせておくのも大事です。

会社の歴史を見てみる

少し難易度は上がりますが、社史を見てみることで企業の性格を分析することができます。

その会社が若い会社なのか長寿なのか、買収の経験はあるのか、上場しているのかしていないのかなども会社を見る助けになります。

ぜひこれらを参考にしてみましょう。

まとめ

志望動機に苦戦して就活が詰まってしまう就活生は決して少なくありません。

しかし、今回ご説明したように、志望動機で何を話せばいいのかは企業がメッセージを発しています。

そのメッセージをしっかりと読み解けば、まず間違いなく志望動機はクリアできます。

では、皆さんの就活が成功することを願っています。

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