「就活を始めたら新聞を読め!」と言われますね。
新聞を読むことで社会が分かり、自分の生きたい企業や業界が掴めてくる。
しかし、最近はネットニュースの充実や新聞の価格の問題などで、『新聞不要説』が蔓延っています。
しかし、私はむしろ180度真逆の提案をしたいと思います。
「就活で内定が欲しければ普通の新聞だけじゃなく業界新聞を読むべし!」
これが私の結論です。
業界新聞とは
業界新聞について簡単に解説します。
その名の通り、業界のニュースを扱った新聞であり、多くの業界で流通しています。
普通の新聞のように毎日発行されるものもあれば、週に一回、月に一回など低頻度のものもあります。
価格もピンキリで、普通の新聞より安いものも高いものもあります。
当然、『日経新聞』や『読売新聞』などのような普通の新聞には載っていないようなマニアックな内容も知ることができ、大変貴重な情報源です。
なぜ業界新聞なのか
では皆さんのような就活生にとって、業界新聞を読むメリットとはなんでしょうか。
詳しく見ていきます。
有望な業界を知るため、ではない
見出しの通り、自分が就職する業界を知るために読むのではない、ということを覚えておいてください。
「業界新聞を買う」くらいですから、就職する業界を絞った後に買うことになります。
つまり、業界新聞を読む前に「自分は○○業界に行く!」という意志がなければなりません。
志望業界は業界新聞に頼らず自分で決めましょう。
金で確実な情報が買える
業界新聞は他の業界分析とはどう違うのでしょうか?
それは、乱暴な言い方ですが「金さえ払えば充実した情報が確実に手に入る」ということです。
東大の優秀な学生も、誰も名前を知らないような大学の学生も同じ情報が手に入ります。
優秀な学生ほど自分を過信し、自分の実力で情報を集めようとします。
OB訪問で社会人から直接情報を仕入れたり、ネットで手に入る情報を分析してみたりと、積極的です。
しかし、その意識高い優等生は、必ずあなたに負けます。
あなたは業界新聞でプロが収集した情報を1秒も無駄な時間をかけずに購入するからです。
お金は多少かかりますが、業界新聞で浮いた時間でバイトをすれば簡単に回収できます。
30時間かけて自分で業界分析をすれば、時給1000円と仮定しても約3万円。
しかし、業界新聞を就活期間の6か月購読したとしても12,000円。(月2000円の場合)
つまり、業界新聞を購入すれば本格的な情報を入手できるだけでなく安上がりにもなります。
(もちろん業界新聞の価格はピンキリですが、それでも十分お得と言えます。)
社会人と同じ目線で会話できる
最も重要なのが、社会人と対等に会話できるようになることです。
一般的に就活の面接は、面接官から一方的に質問を受けてそれに瞬発的に答え、最後に定番の逆質問をして終わります。
自分で業界分析をしようとした愚かな就活生は、受け身にならざるを得ません。
自分が持っている手札・知識をその都度使っていく臨機応変さが求められます。
最後の逆質問も、「学生レベル」の仮説・疑問にしかなりません。
しかし、皆さんは違います。
業界新聞を読んでいるということは、既に社会人と同じレベルの情報を持っているのです。
業界新聞はもともとその業界で働く社会人に向けて作られたものです。
それを読んでいるということはその業界の「常識」を社会人レベルで知っているということ。
あなたはもう十分、面接ではなく「議論」ができます。
一方的に質問を受けるだけでなく、自分からもガンガン話し掛けても大丈夫です。
話題をドンドン振りましょう。
「○○業界で最近△△がトレンドだと思いますが、御社はどのような取り組みをされていますか?」
「御社は○○の事業に参入すると伺いました。競合の××社との違いは何でしょうか?」
一方的に話題を振られるのはどうしても不利です。
面接官も同じ質問を何度もするより、自然な会話が増えるあなたとの面接の方が印象に残ります。
「業界の人間と同じ景色が見えるようになる」
これが業界新聞のメリットです。
まとめ
今回は業界新聞のメリットについて解説しました。
「情報をお金で買う」というのはとてもいいことです。
特に就職活動は情報戦と言ってもいい状態ですから、積極的にお金を動かしてみましょう。
将来、必ずプラスになります。
就活や転職など、人生の勝負事には積極的にお金を投資する。
これを忘れないで下さい。
では、皆さんの就活が成功することを祈っています。
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