体験談

【体験談】メーカー営業職を中心に就活をした理由

私は就活生時代、製造業の営業職を中心に志望していました。

最終的にはコンサルに就職しましたが、当時はESを出した企業のうち7割以上は製造業の営業でした。

当時メーカー中心に就活を進めていた私が、その理由とメーカー営業のメリットを紹介しようと思います。

これを機に皆さんもメーカーという選択肢を検討してみてください。

メーカーを志望した理由

私がなぜメーカーを志望したのか。

理由は、ホワイト企業が多く、ワークライフバランスに優れているからです。

私が就職先を決める上で重視したのは以下のような項目。

  • 給料は遊んでも貯金が貯まるくらいには欲しい
  • 休みは最低120日以上欲しい
  • 残業はあまりしたくない
  • 自由な時間が欲しい

結構贅沢でワガママな条件だと思います。

しかし、この全ての項目を満たすような会社から内定を貰う自信はありました。

メーカーは単純に企業数が多い

日本はモノづくりで発展してきた国です。

古い大企業は、メーカーがかなり多い。

そして、企業の数が多いということは、就活生であるこちらにとっては選択肢が多いということです。

私の読み通り、上記の条件を満たす企業はいくらでもありました。

これなら、十分内定が取れると考えたのです。

ホワイトでも給与が低い会社が多い

メーカーの営業を志望するなら、休日数については満足できる企業に出会えると思います。

地方の中小企業でも年間120日以上休める会社などザラで、有給をフルで取れる会社なら年間140日は休める計算になります。

残業の多さは会社によりけりですが、注意深く選んでいけば残業ほぼゼロの会社も多く見つかります。

問題は年収でした。

メーカー営業で高収入の会社は意外と少ないのです。もちろん、超有名企業ならば高年収を期待できますが、そういう会社は残業が多いですし、内定を取るのも簡単ではありません。

候補にはなりますが、「就活で努力するのは面倒、楽して内定無双したい」と考えていた私にとっては割に合わない企業になります。

「内定が簡単に取れてそこそこ高年収、休みは多い」という私の希望には合いません。

(就活で努力すればいいだけかもしれませんが・・・)

そこで、私は戦略を変えることにしました。

地方の上場企業という穴場

私が着目したのは、地方の上場企業です。

幸いなことに日本では、地方でも優れた製品を作って儲けている企業がたくさんあります。

そういう企業は東京などの企業に比べて給料は少し下がりますが、それでも十分な給与を払っています。

家賃の安さや物価の安さを考えると、むしろ都会に住むより経済的にはメリットがあると考えました。

製造業ならば、都会で作ろうと田舎で作ろうと製品の価格は変わりません。土地代や運送費などが変わるだけです。

それならば、都会と地方の物価・家賃の安さを利用して田舎に住むほうが、賢い選択です。

私はビルに囲まれるよりも海や山に囲まれるほうが好きな性分でしたし、温泉や美味しい食べ物など、地方には魅力があります。

にも関わらず、地方の学生はなにかと都会に出たがります。そして、優秀な学生ほどその傾向が高い。

逆に言えば、優良企業であっても地方には優秀な人材が集まりにくく、簡単に内定が取れるのです。

財務諸表を読みこなせない学生は地方の企業のメリットに気づかないようです。会計やファイナンスに秀でた私には、企業の状態の良し悪しが手に取るように分かります。

そういう経緯で、地方の上場企業という穴場を狙ったのです。

メーカー営業なら化学or機械が本命

メーカーとひとくちに言っても、様々な業界があります。

しかし、私が当時中心に見ていたのは機械メーカーと化学メーカーです。

理由は単純に企業数が多いから。

同じ業界で固めると就活で楽になりやすいのと、転職の際に同業界の企業に横滑りで転職しやすいというのがポイントです。

転職の際は同業他社のメリット・デメリットが学生の時よりも良く分かるので、メーカーに行くなら業界を選ぶのは大事なことです。

また、相対的に年収の高い企業が多かったのも理由です。

メーカー営業のメリット

私がメーカーを志望した戦略的な理由は理解して頂けたと思います。

次は、上記では書かなかったメーカー営業の利点を見ていきましょう。

【条件面】ワークライフバランスがいい

先ほど書いた内容と若干重複しますが、まずはやはり条件面です。

  • 給与
  • 休日

のバランスが取れているのが何よりのメリットでしょう。

もちろんメーカー以外にも給与と休日のバランスに優れた業界/企業はたくさんありますが、メーカーの方がはるかに見つけやすいです。

また、特色ある製品を作っているというモノづくりの面白さもあります。

メーカーは地方が主役

これはメリットに感じる人とデメリットに感じる人が両方いると思います。

モノづくりには広い土地を必要とする場合が多いため、土地の安い地方に拠点を構えている場合が多いです。

地方は一般的に家賃が安く、5万で2LDKに住めるなんて言うのはザラです。もちろん限界集落ではなく、政令指定都市の話です。

これなら、一般的に言ってかなり経済的なメリットを感じるのではないでしょうか。

地方で生活したい人は検討すべきですね。

メーカー営業にはデメリットもある

とはいえ、もちろんメーカー営業はメリットだけではありません。

しっかりとデメリットにも言及したいと思います。

まずは、金銭面。

メーカーの営業は不動産や保険と違って個人で営業成績を伸ばすことが難しいのが普通です。

したがって、どんなに優秀でも、数千万~数億を稼ぐのは難しいでしょう。

昇格を繰り返して、最終的に1000万を超えれば御の字です。

低賃金とは言いませんが、年収に夢はありません。

とはいえ、個人成績を見られにくいというのは裏を返せばブラック労働になりにくく、プレッシャーも少ないというメリットもあります。

また、仕事内容もワクワクするような面白いものではないでしょう。

特に文系がメーカーに就職するとなると大体が営業なので、つまらない仕事になる可能性が高いです。

仕事はホワイトで安定した給料を貰い、趣味に没頭したい、という人には向いていると思います。

【番外編】理系にとってのメーカーとは

理系にとってはメーカー就職が基本になります。

ごく一部の研究者志望や教員志望以外なら、大抵はメーカーの研究職に行くと思います。

たまに文系職種に行く人や県庁に就職する人もいますが・・・。

理系の方は、この記事で書いた内容には当てはまらない場合が多いので、研究室の先生や説明会の話を参考にするしかないと思います。

まとめ

文系にとって、メーカーに就職するというのはメリットのある賢い選択です。

バリバリ仕事して大きく稼ぎたい人には不向きかもしれませんが、仕事はそこそこに、趣味を充実させたい人は必ず考えるべき候補になるでしょう。

地方で生活することで、一気に生活レベルが上がるのも見逃せないポイントですよね。

では、皆さんの就活が成功することを願っています。

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