就活生は新聞を読むべきなのか。
よく議論される点ですよね。
今は様々なニュースアプリもありますし、新聞は凡そ月額4,000円と学生にとってはかなり高い。
最近はメディアに対する信頼も失墜しており、偏向報道も懸念されます。
それでも大学生が新聞を読む意味はありますし、新聞は役に立ちます。
この記事では新聞を読むメリットや、新聞の選び方を紹介しています。
新聞は極めて有効なツール
まず最初に、「新聞は極めて有効なツール」ということを強調しておきたいと思います。
先述したように、新聞にはいくつか懸念点があるものの、現状そこそこ使えるツールだと思って間違いないでしょう。
3ヶ月だけ読んでみる
まずは新聞を3か月くらい読んでみましょう。
「3か月」というのにはちゃんと理由があります。
3か月ほど新聞を読むと、日本の有名な企業や大まかな時代の流れ、世界の動きがなんとなく分かるようになってきます。
この「なんとなく」というのが重要で、「なんとなく分かる」という状態で就活に挑むと企業説明会で言っていることが分かるようになります。
例えを出しますね。
「我が社は社員のワークライフバランスに力を入れており、全社員に最低でも5日の有給を取得することを義務付けています」
と言っている会社があったとします。
何も知らない就活生は「社員を大切にしている企業なんだな、安心できそう」なんて思ってしまうかもしれません。
しかし皆さんはご存じかもしれませんが、「有給は最低でも5日、全従業員が取得しなければならない」という法律が最近できたのです。
つまりこの企業は法律で決まっていることをさぞ自分たちの手柄かのように語っているのです。こんな企業が社員を大切にしているわけないですよね。
新聞を読んで大まかな知識を身につけておけば、「目利き」できるようになります。
また、逆に3か月なら費用もあまりかかりません。
よく調べれば、新聞は学割が聞いたり、最初の1~2か月だけ無料というものも見つかります。(割引の多くは電子版ですが)
仮に1か月無料なら、3か月取っても8000円くらいで済みます。一日バイトして稼げる金額です。
これが半年新聞を取るということになると、1か月無料でも2万円。学生にはそこそこ大きな金額です。
「試しに3か月」というのは最もバランスのいい判断だと思います。
能動的に調べてみる
これはトップ層の就活生におすすめなのですが、新聞を読んで終わりにするのではなく、新聞で気になったことに対して自分で調べてみましょう。
何と何が繋がっているのか、どういう原因で起こっているのか、なぜこの記事が一面に来ているのか・・・。
慣れてくれば、新聞の記事の中に間違った情報が混じっていることに気づけるようになってくるかもしれません。そうなれば、それは貴方だけのフェイクニュースに対するノウハウです。
雑誌やSNSなど、世の中に出回っている情報の真偽を自分で判断できるようになります。
考えて調べてみれば、面接官よりも有能な就活生になっているはずです。面接で話す内容も自然に変わってくるので、面接も余裕で受かるようになります。
自分で調べた仮説を基に社会人にSNSでコンタクトを取ったりと「行動」に起こせば、もはや就活をしなくても勝手にスカウトされるようにもなるでしょう。
学生にわざわざ会ってくれるの?と思うかもしれませんが、貴方次第です。
自分で調べたデータをリスト化したり、分析を加えてその人に役立つような情報を作れるようになれば評価してくれる人は多いはずです。
能動的に調べる、そしてできれば行動してみましょう。
日経新聞を読んでみる
どの新聞がいいか、聞かれれば「日経新聞」でしょう。
情報がかなり詳しいですし、経済情報に力を入れているので最もおすすめできます。
定番になっているだけはありますね。
ただし、情報の濃度が高く、経済の知識がある程度ないと難しいので、気になったことを調べながら読むマメさは必要になるかもしれません。
電子版のメリット
日経新聞には電子版もあります。これもおすすめです。
電子版には
- スマホやパソコンでも見える
- 過去の記事を読める
などのメリットもありますが、それ以外の見落としがちなメリットとしては
- 割引の対象になりやすい
- 出てくる企業の株価や主要事業をワンタップで見れる
という特徴があります。
これらは他のサイトではあまり紹介されていませんが、学生にはかなり重要なメリットなので一応紹介しておきます。
付随するサービスがなかなか優秀
これは日経新聞をおすすめする人の中でもほぼ言及しないことなので紹介しておきます。
日経新聞には様々なサービスが追加で購入できます。
大企業の人事情報が手に入ったり、最新テクノロジーの研究や動向が手に入ったりするので意外にも就活で使えます。
価格は結構ピンキリですが、安いもので500円、高くて2000円台ほどです。
2000円を払うのはかなり勇気がいりますが、500円のものなら人によっては使えるものもあるでしょう。
ここまで日経新聞を使い倒している人は社会人でもあまりいませんが、これらのサービスが充実しているのが日経新聞の強みです。
学生でも遠慮せず、有効なものには課金して使い倒しましょう。
業界新聞に乗り換える
新聞を読んで能動的に調べ、基礎的な知識がついたら、次は業界新聞を読んでみましょう。
業界新聞は各業界のニュースや、主要企業の速報を記事にした業界ごとの新聞です。
ちなみに新聞を読んでいる就活生は今は少なく、まして業界新聞まで読んでいる学生はほぼいないので、役員面接でも「自己アピール」なんて生易しいものではなく、事業や業界について議論できるレベルの力がつきます。
ここまでの知識を付けると面接で落とされることはまずないですし、深い知識をもって企業を選べるので自信をもって面接に挑めます。
企業の強み弱みなんて嫌というほど分かっているでしょう。
余裕のある就活生はここまでやってみましょう。
人気企業、人気業界は業界新聞が有効
業界新聞は様々な業界で発行されていますが、特に人気企業、人気業界で就活をする学生は読んでおきたいところです。
先ほども言った通り、業界新聞まで読んでくる学生はほとんどおらず、無意味な自己分析に時間をかけている就活生ばかりなので人気業界でもバンバン内定が出ます。
そもそもそこまで情報収集していること自体が自分の強みになっているでしょう。
また、ここまでの知識を持っていれば、周りの学生がいかに「何となくの知識」で志望理由を語っているかが嫌というほど分かります。
面接官もそれは同じなので、貴方との面接では「お、こいつは分かってんだな」となるはずです。
競争率の高い激戦区で就活する学生は業界新聞を読んでいること自体が最強の「強み」になるんです。
まとめ
いかがでしたか。
昨今、「新聞は必要か」ということが議論され、肌感覚ですが半分以上の学生が新聞を読んでいません。
しかし、就活は情報戦です。
有効だと思う情報にはたっぷり課金する。
これだけで就活は簡単に成果が出ます。
大事な部分では決してお金をケチってはいけません。
必ずケチったお金以上の損失が出ます。
では、皆さんの就活が成功することを願っています。
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