どの会社に就職するのか、それを決めるのはかなり難しい問題です。
特にコロナの影響で社会の在り方が変化し、大企業でさえ安全とはいいがたい。
「自分の志望する会社は大丈夫だろうか・・・」
「危ない会社に就職してしまったらどうしよう・・・」
そんな不安を抱えている人も多いかもしれません。
しかし、大丈夫ですよ。
この記事では、不安を抱えた就活生の励ましになるような話をしていきます。
潰れそうな会社に行くのもアリ
いきなり極論ですが、私は潰れる会社に就職するのもアリだと思っています。
むしろ、若いうちにそんな経験があるのは最強の財産になるでしょう。
開き直ってみるのもアリかもしれません。
潰れる会社にいくことのメリット
組織が崩壊していく様子を内部から観察できるのはある意味経験です。
私を含め、皆さんが社会の中で生活していくならば、なんらかの組織に所属するはずです。
ならば、組織について深い経験があることは財産と考えられるでしょう。
組織が崩壊する予兆が読めるようになれば、将来身を守るための最大のスキルになります。
これは就活とかビジネスとか、そういったレベルの話ではなく、生物としての生存スキルのレベルです。
そのスキルを得るには、崩壊する組織に所属して、振り回されてみるしかありません。
逆に、その時は苦労したと思っても後から考えてみれば良い経験になるものです。
潰れない会社などない
もっと言えば、就活生が「潰れる」「潰れない」と考えること自体が無意味です。
そんなこと分かるわけがないですし、会社はいきなり潰れます。
ある意味で人生はギャンブルみたいなものだと思って、割り切ってしまうしかありません。入社してから「この会社ヤバそうだ」と思ったとしても、ババ引いたな、くらいに考える方がいいのです。
まあ、一応、潰れる可能性が低い企業というのもあります。
国営企業や、それに近いインフラ系企業です。
考えたくはありませんが、例えJRや電力会社が潰れそうになったとしてもまず間違いなく日銀が支援します。
実際コロナ禍ではトヨタやマツダなどの大企業は銀行の融資枠を増加させています。いざとなれば銀行が金を入れるということです。
絶対とは言いませんが、そういう会社が潰れないでしょう。
しかし、「じゃあそこに就職すれば安全じゃないの?」といえば、答えはNOです。
なぜなら、会社が潰れなくとも、リストラは起こり得るからです。
現在のJALやANAなどは企業そのものは潰れませんが、多くの社員を切っています。
また、メガバンクも潰れる可能性は低いですが、人材はどんどん減らしています。
これらがいい例でしょう。
つまり、会社は潰れなくとも社員は潰される、という時代に入ったことを認識することが必要です。
大企業も同じです。もはや、リスクを受け入れるしかないのです。
思い切った発想で開き直るのも強さ
開き直るのは強さです。
リスクを受け入れることが大事だと認識できていれば、また違った発想、行動ができます。
若いうちに不況を経験する大事さ
あえて困難な選択を受け入れるのも、立派な人生戦略です。
「経営の神様」と言われた松下幸之助は、このような言葉を残しました。
「不況は会社にとって先生だ。景気が良いときは商品は飛ぶように売れる。しかし、不況になったら本当に必要な商品しか売れない。不況というのは本当に良い商品を作るためには必要な期間だ」
深いですよね。不況は先生なんですって。
振り返ってみれば、今はコロナによって完全に不況です。そして多分、今の株式市場を見る限り、今後さらなる不況に突入するでしょう。
我々はこの不況を若いうちに経験できる恵まれた世代です。
「コロナ禍の就活生は不幸だ」
そういう声は当然理解できます。
しかし、バブルで浮かれた20代を過ごし、今になっていきなり実力主義、効率化と言われどんどんリストラされて、年金も期待できない人たちは、もっと救いようがありません。
翻って我々は20代前半を歴史的な不況で過ごすことで現実的な金銭感覚と合理性を磨き、最初から「政府など当てにできない」と考えている世代です。
私はまだマシな方だと思っています。
転職を前提に飛び込んでみる
就活について考えすぎても仕方がありません。
分からないことをいくら考えても分からない。
ならば、思い切って飛び込んでみるのも一つの手。
「本当にヤバい」と思ったら転職すれば大丈夫です。
コロナによる不況で転職できない、と考えている人もいるようですが、余裕です。
確かにマクロの目で見れば今は買い手市場、就活や転職は困難ですが、優秀な人間はいつの時代でも重宝されます。
もし就活に失敗しても、若いうちから倒産を経験している強者です。リストラされたスキル無しのオヤジとは違います。(完全に言葉は悪いですが・・・事実なので)
それでも大企業へ行きたい人へ
ここまで読んで、「それでも安定した会社、大企業と呼ばれる会社に行きたい」と考えている人もいるでしょう。
それは何も悪いことではありません。
恐怖や不安を感じるのは人間として当然のことです。
絶対に倒産しない企業、安全な企業というのはありませんが、「比較的安全な会社」「むしろ勢いに乗っている会社」というものはあります。
このサイトではそういう企業の探し方を紹介していますし、リストも作っています。(リストは現在作成中です。近日中に公開予定)
ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
「潰れる会社に行くのもアリ」なんて過激なタイトルで煽ってきましたが、わざわざ自分から倒産する企業に行く必要はありません。
安定した会社に就職するのなら、それに越したことはないでしょう。
しかし、「潰れる会社に就職する」という極端な事例を考えてみることで視野を広げてみるのは大事です。
私がこの記事で伝えたかったのは、「潰れそうな会社に就職しても、それで人生が終わるわけじゃないよ」ということです。
不安に押しつぶされて就活が進まないようでは、どうしようもないですから。
若いうちに失敗するのは大した問題ではないですし、むしろメリットさえあります。
開き直って、目の前の就活を進めることが大事です。
では、皆さんの就活が成功することを願っています。
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