就活に完全に出遅れてしまった。
そんな人に向けてこの記事を書いています。
就活生にとって、本格的な就活のスタートは大学3年の夏です。
この時期に夏インターンを通して経験を蓄積し、ESや自己分析を深めていきます。
ところが、就活に重点を置いていない大学生や、留学に行っていた大学生の中には、大学4年になるころになってようやく就職活動を始める方もいます。
そこで、そのような方に向けて、「3月から始める内定戦略」を語っていきたいと思います。
3月から就活を始めるのは遅いのか
まず、大学3年の末というのは、就活の開始時期としてはどうなのでしょうか。
一般的に就活の開始時期とされる夏とくらべ、3月スタートがどのくらい不利かを表にまとめてみました。
このように、夏に開始した就活生は夏インターンで経験を積めるのに対し、春休みからの就活開始では準備する時間が限られています。
また、時間がないだけではなく、何を改善すればいいのか、他の学生と自分が何が違うのか、という点についても、何の手がかりもない状態です。
既に詰んでいると言っても過言ではありません。
逆転するために満たすべき条件
ここまで、かなり厳しい状態であること解説しました。
しかし、だからと言って「あなたの就活は負け確定です、人生を諦めてください」というのではあまりに残酷です。
それではこの記事を書くまでもない、ということになってしまいます。
結論から言えば、ここから巻き返すのは不可能ではありません。
しかし、逆転のためにはいくつかの条件があります。
- メンタルの強さ、冷静さ
- ES、自己PR、企業分析、面接対策での強力な戦略
- ためらいのない自己投資
最低でも上記の3点については必須と言えるのではないでしょうか。
正直、上記の条件については就活の開始時期に限らず必要となるものですが、特に後がない就活生にとっては必須です。
まず第一にメンタルの強さを挙げたのは、焦りが就活を左右することを知っておいて欲しいからです。
何の実績もない就活生のあなたが、企業に乗り込んでいって内定をもぎ取ってくるというのは、冷静に考えてみればかなりクレイジーな行為です。
現在の日本では全ての就活生が当たり前にやっているので見落とされがちですが、これは結構なムチャ振りです。メンタルが弱いと、最終面接までたどり着けません。
次に重要なのは戦略です。そもそも私はこのサイトを通して就活戦略の重要さを解説しているわけですが、後のないあなたにとって、裏打ちのない考え方で時間を無駄にすればあっという間にNNT(無い内定)です。
何も経験できず、アドバンテージを得られていない出遅れ就活生にこそ、戦略の重要性を認識して頂きたいと思っています。
最後に挙げたのが自己投資の重要性です。出遅れたうえにお金や時間をケチるようでは、まずまともな企業から内定を得ることなどできません。
時間がない出遅れ就活生だからこそ、就活を前に進める判断に迷いは禁物です。
春休みから始めても内定無双は可能
さて、ここまで厳しいことを行ってきましたが、3月に入ってから就活を始めても挽回は可能です。
挽回どころか、大量の内定を取って無双することも不可能ではありません。
実際に私が就活を始めたのは2月末~3月です。
私は就活に興味が持てずに夏インターンをすっぽかしたのですが、春のインターンから就活を初めて内定を得ることができました。
それどころか、上場企業を含む多くの企業から内定を得ることができ、コロナ禍にも関わらず選考突破率9割を記録しました。
その強さの根源を、下記で解説します。
就活を成功させる戦略
さて、ここから挽回していくためには一つのミスも許されません。
なぜなら、失敗して改善していく余裕のある就活生と違い、春休みに就活を初めた出遅れ就活生には後がないからです。
まず、下記の2つのことを考えてください。
- ES、SPI、面接対策を確実にハイレベルに引き上げる
- 企業選定に注力する
まず、ESやSPI、自己PRを固めることに手を抜かないことです。
これらは本来、時間を掛けて他者の意見を取り入れながらレベルアップしていくものですが、時間がない以上、「何が求められているか?」を客観的に考えながら急激な改善が必要になります。
何か見落とした視点があれば、命取りになると思ってください。
幸いなことに、このサイトではES作成やSPIのコツを詳しく解説しています。有料の記事もありますが、まずは無料部分で良いのでできるだけ全ての記事に目を通して下さい。
企業選定こそ勝負の分かれ目
就活で最も大事なのは、企業の選び方です。
多くの就活生が最も頭を悩ませるところだと思います。
- 世の中にどんな企業があるのかが分からない
- 自分が何に興味があるのか分からない
- 気になる企業を見つけてもそれが良いのか悪いのかが分からない
社会人経験のない就活生にとって、行きたい企業を選べと言われても分からないことだらけで不可能です。
そこで、名のある大手を目指したり、耳障りの良さそうな企業を選んだり、周りの口コミを気にして就活したりしてしまいます。
ところが、そのような企業の選び方では、何も良いことがありません。
企業を目利きするだけの実力が就活生にないからです。
だからこそ、どんな企業の選考を受けるかが、内定の有無を左右すると考えています。
「良い企業」の選び方
では、皆さんにとって「良い企業」とは何なのでしょうか。
もちろん何をもって良いとするかは個人によりますが、それでも、おおよその基準を持って良い企業の基準を作ることは出来ると思います。
少なくとも、衰退産業や、毎月お金が底をつきそうな企業で働きたいとは思わないはずです。
そこで、企業を選ぶときには、財務状況を必ず見るようにしてください。
出来れば過去数年分の資料を手に入れて、推移を見られればおすすめです。
財務状況は企業の一つの側面でしかありませんが、企業の究極の基準はやはりお金だと考えています。
財務の分析の仕方は、話し出すとキリがないので他の記事に譲ります。
今回は、就活に出遅れた学生へのメッセージでした。
最後に
いかがでしたか?
ここまで読んでくださった就活生は、自分が置かれている状況が客観的につかめたのではないでしょうか。
そして、もうこれ以上のミスが許されないことも分かったはずです。
ここからは、自分へドンドン投資すること、そしてESや自己分析を猛スピードで固めながら、企業分析を進めていく必要があります。
それでは、皆さんの就活が成功することを祈っています。
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