言うまでもなく、就活で内定を取れるか否かは、面接の結果次第です。
そして面接の成否を決めるのは、「どれだけ面接に慣れているか」だと思います。
このサイトではこれまで、最終面接で他の就活生に勝てるだけの戦略を公開してきました。
しかし、どれだけ優れた戦略を持っていても、本番で緊張してしまっては内定を取ることは出来ません。
そのため、これまで解説してきた戦略の一歩手前の、「面接に慣れるための戦略」をこの記事で解説しようと思います。
なぜ面接に慣れが必要なのか
前提として、私は面接に練習は不要だと考えています。
実際に、私は面接練習をしたことはありませんが、初めての面接で内定を勝ち取りました。
その後も何度も面接を重ねましたが、最終的な選考の突破率は9割を超えています。
その経験から考えても、面接は内定までの戦略さえあれば問題なく内定が取れるものだと考えています。
特に新卒採用は、企業側も就活生に特別なスキルを求めているわけではないため、簡単に内定を取れます。
学歴やTOIECや留学経験などがなくても、本来内定は簡単に取れるものなのです。
しかし、戦略や分析がなく、何も考えることなく面接に突っ込んでいく学生がほとんどなので、内定が取れないだけなのです。
少し話が脱線しました。
具体的な戦略と分析については他の記事に詳細を譲ります。
この記事では、あなた本来の実力を発揮するための面接への向き合い方についてお話します。
面接の練習が必要なのはこんな人
私は面接が不要だというスタンスなのは、先ほど申し上げた通りです。
しかし、中には事前に面接練習をした方がいいのではないか、という人がいるのも確か。
私は、次のポイントに当てはまる人には面接練習が必要だと考えています。
- 極度の緊張体質
- 大人と話すのが初めて
- 就活を重く考えすぎている
緊張しがちな人や、これまで大人と話してこなかった人は当然練習した方がいいでしょう。
また、就活で人生が決まるとか、就活に失敗したら人生が終わってしまうとか、就活を重く考えすぎている人も、何度か実際に面接をしてみて感触を掴んでいたほうが良いでしょう。
就活は人生の大事なポイントではありますが、それで精神を病んでしまっては元も子もありません。ある程度事前に慣れておいた方が良いと思います。
面接の練習には何が良い?
一口に面接の練習と言っても、方法はいくつかあります。
代表的なものをいくつか挙げてみて、それぞれのメリット・デメリットについて一緒に考えてみましょう。
先輩や学校の模擬面接
まず代表的なものが、サークルの先輩や学校の教職員を相手に行う模擬面接です。
ほとんどの就活生が体験するものであり、面接対策と言えばこれです。
しかし、私は無意味だと思います。
先輩も大学の教員もビジネスパーソンではないうえに、練習をする就活生も「これは練習だ」という前提で面接に臨んでいます。
また、面識のある相手と練習を行っても、実際の面接の対策にはならないでしょう。
従って、私はこのタイプの模擬面接には反対です。
ベンチャー企業の早期選考
ベンチャー企業に応募して面接を受けてみるのも一つの手です。
経団連の提示した選考スケジュールに従って新卒採用を行う多くの企業と違い、ベンチャー企業はかなり早いタイミングで面接が始まります。
そこで、一般企業を第一志望にしていても、あえてベンチャー企業の選考を受けて面接の経験値を積むというのも良くある方法です。
先ほどと違い、本番の面接を受けられるという点で、模擬面接よりも実践的だと思います。
また、良い結果を出せれば、実際に内定が貰えるという点でも、あなたにとってモチベーションになると思います。(模擬面接ではいくら頑張っても内定が出ない・・・)
しかし、あなたの第一志望がベンチャーと全然違うタイプの企業の場合はどうでしょうか。
例えば、あなたが安定を求めて歴史ある企業を第一志望としている場合を考えてみてください。
ベンチャーで評価される人材と、そういった歴史ある企業で求められる人材は全然違います。
ベンチャー企業の面接を受けすぎることで「ベンチャー気質」に染まってしまえば、あなたの求める企業から敬遠されてしまう可能性もゼロではありません。
そういうリスクは頭に入れておいてください。
・・・少し脅しすぎましたが、実際の企業で面接を受ける経験はあなたの糧になります。
私が考える、本当に力が付く面接練習とは
では、私が就活生に本当におすすめできる面接練習とは何でしょうか。
実は、先ほど挙げた2つの方法よりも、あなたにとって本当にプラスになる練習方法があります。
くどいようですが、私は面接の練習を一切行いませんでした。ですからこの方法は、私自身は実践していません。
しかし、就活に慣れていない就活生にとっては間違いなく効果的な方法です。そのうえ、面接だけでなく、企業と連絡を取る力、企業を分析する力、面接以外でのコミュニケーション能力を大幅に強化することができます。
それは、「新卒採用を行っていない中小企業に直接応募して、面接を受けてくる」という方法。
自分で企業を探してきて連絡を取り、面接まで漕ぎ着けるだけでも大変ですが、リクナビやマイナビに頼らず自分で全て行うことで、圧倒的な練習になります。
もちろん、狙うのは内定です。ただの練習だと思わず、本当に内定を狙いましょう。
どのような企業に連絡を取ればいいか
自分で企業を探してくる、と言っても、どうやって探せばいいか分からない方もいるでしょう。
あくまでも本番前の練習なので、重く考えすぎないで下さい。企業はどこでもいいのです。
ただし、事前に面接を受けようと思ったら、最低でも以下の条件は満たす必要があります。
- 新卒の大量採用を行っていない
- 事業規模が小さい
- リクナビ、マイナビなどに登録していない
毎年のように新卒採用を行っている企業では、そもそも企業側の人事に採用スケジュールがあり、正規のルートでなくては選考を受けさせて貰えません。
そこで、数年に1回採用を行っていたり、そもそも中途採用でしか人を取らなかったりという企業を探す必要があります。
どのように企業を探すか
では、どのように企業を探せばいいのでしょうか。
基本的に方法は3つです。
- ハローワークなどの求人
- 中途採用専門のリクルートサイト
- 地元の中小企業
新卒採用を行っていない企業を狙うわけですから、基本的には中途で転職する人と同じ手段になります。
世の中には転職者向けのリクルートサイトも存在しますから、それらにまずは登録してみて、興味のあるところに連絡してみましょう。
また、そこまで大きく構えなくても、まずは近場の企業に連絡を取ってみましょう。
新卒の求人を出していなくても、自分から連絡すれば良い反応が来ることもあります。
基本的にはどこも人手不足なので、断られることを恐れず行動してみましょう。
面接までたどり着くコツ
実際に企業に連絡を取ってみても、本当に面接まで辿り着けるかは分かりません。
しかし、そこは確率の世界です。
単純に面接してもらえる確率が30%だとしても、10社に連絡してみれば3社は面接まで辿り着けます。
また、断られそうになっても、「せめて面接だけでもしていただけないでしょうか」と学生のあなたに請われれば、時間を割いてくれる企業もあります。
まずは電話してみることです。
最後に
ここまで、面接練習のための戦略について解説してきました。
後半に述べたように、本当に実力を付けようと思ったら自分から行動するのが吉です。
最初から上手く行くかは分かりませんが、結局このあたりは慣れの要素が大きいですし、慣れれば就活は勝てます。断言します。
では、皆さんの就活が成功することを祈っています。
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