不思議なことに、就活をしていてお世話になる採用担当者は若い女性であることが多いです。
男性社員の割合が多い企業でも、新卒の採用担当は若い女性である場合が少なくありません。
これは偶然でしょうか。
企業が若い女性社員を採用担当にするのには、ちゃんとした理由があります。
その意図を理解することは、社会の本音と建て前を見分ける力を養うことに繋がります。
この記事を読んで、就活に必要な能力を身に着けてください。
語られることのない企業の本音
もちろん、企業は「弊社は若い女性を採用担当に置くようにしています。」とは公言しません。
しかし、就活が進んで実態を見れば明らかに女性が多いということに気づくはずです。
企業は本音を隠しています。
その語られることのない本音を、見ていきましょう。
人事は誰にでもできる仕事
前提として、人事は誰にでもできる仕事です。
これはあくまでも新卒採用の業務、ということであって、社内の人事権を持っているような人事部長は、(特に大企業では)大きな権力を持っています。
しかし、新卒の採用担当をしているような若手社員、つまり皆さんが就活でお世話になる人事の社員は、誰にでもできる簡単な仕事しかしていません。
社内で最も影響力を持っていないポジションと言っても過言ではありません。
分かりやすいように説明をしましょう。
新卒採用の担当というのは、学生相手の仕事がメインです。
それに対して営業や広報などは、社会人相手にお金を払ってもらうのが仕事です。
学生相手と社会人相手。
どちらに優秀な社員を置くかは明白ですね。
企業は絶対に肯定しないと思いますが、それが本音です。
女性社員は就活生を安心させるため
では改めて、なぜ採用担当は若い女性ばかりなのか。
若い女性社員は、不安でたまらない就活生を安心させるからです。
これは簡単な話で、皆さんが企業を選ぶとき
- 人事が中年男性しかいない会社
- 親身に相談に乗ってくれる年が近い女性がいる会社
どちらに行きますか?
もちろん、「人事で会社を決めたりなんてするわけがない」と考える頼もしい学生もいるかもしれません。
しかし、人事の印象で就職先を決める学生は多いのが現状です。
前提として、ほとんどの就活生は財務諸表なんて読めませんし、自分で社会の動きについて仮説をもって行動する学生もあまりいないので、当然そうなります。
ほとんどの学生は
- 会社のオフィスがおしゃれ
- 人事が良い人
- 事業内容がなんとなくカッコいい
- 社会貢献性をしている
といった、なんとなくの印象で就活をしています。
結果的に、どこの企業も人事にキレイな女性を置くようになっているのです。
新卒担当以外の人事は大体男性
これまでの主張を裏付けるように、新卒採用以外の人事部の社員は、ほとんどが男性という会社が多いです。
特に人事部長など、役員に近い人間はほぼ男性です。
もちろん、それはこれまでが男性中心の会社組織であったことが原因で、今後は徐々に解消されていくとは思います。
しかし現時点では、昔からある業界では特にまだまだ男性中心です。
それが何を意味しているか、もう皆さんは分かるはずです。
「人事の○○さんみたいに、私も活躍したい!」という就活生。
「人事の○○さんみたいな女性がいる会社に入りたい!」という就活生。
その幻想を基に自分の就職先を考えるのはリスクが高すぎると思います。
「人事の○○さん」を企業全体の代表として見てしまうと、入社後に後悔してしまうかもしれません。
新卒採用を担当している社員は、会社の全体からみるとかなりマイナーなポジションだということを理解する必要があります。
まとめ
ここまで、皆さんの夢や期待を壊すようなことを言ってしまい、心苦しい限りです。
しかし、少なくとも2022年8月の現時点では、これが実態です。
皆さんはこの記事を参考に、社会人の本音と建て前を見分けられる意識を身に着けてください。
では、皆さんの就活が成功することを願っています。
このサイトで公開している、9割以上の確率で選考を突破した独自の就活戦略。
コロナ禍の中、上場企業から隠れ優良企業まで、多くの実績を上げました。リクナビやマイナビなどの就活サービスでは絶対に語られない戦略を提供しています。
メルマガ内容 | ・就活とは何か?本質的な意味
・企業分析の目的・意味 ・企業分析の方法論・コツ・裏技 ・企業分析を活かした就活戦略全体の描き方 |
---|---|
料金 | 無料 |