ES

就活の自己分析で「自分の強み」などなくていい

就活を成功させるには「強み」が必要だと思っている人が多すぎます。

そう思ってしまう理由も分かる気がします。

面接でも「あなたの強みは?」と聞かれますし、ESでも強みを書く欄があるでしょう。

自己分析でも、自分の強みから逆算して自分に合った仕事を見つけたいという気持ちもあるのでしょう。

しかし、断言します。就活に強みなど必要ありません。

正確に言えば、強みなどなくとも内定は取れる、ということです。

この記事では、強みが必要ない理由、そして面接やESでどうすればいいのかを解説します。

なぜ面接官は強みを聞くのか

「強み」がなくてもいいとはいえ、面接官は必ず強みを聞いてきます。

なぜ面接官はみな判で押したように強みを聞いてくるのかと言えば、ほとんどの社会人はコミュニケーション能力がないからです。

テレビやネットではよく「最近の若者はスマホでSNSばかりしているからコミュニケーション能力がない」と言われます。

また”コミュ障”という言葉もあるように、コミュニケーション能力がない人間を揶揄する風潮があります。

しかし、多くの社会人はコミュニケーションなどまともに取れません。

自分の頭で考えることなどできないし、面接官であっても就活生の本音を引き出すことなど全くできません。

実際、就活生とまともにコミュニケーションが取れないからリクナビの内定辞退予想問題やSNSの裏アカウント特定サービスが発生するのです。

就活生は、「面接官を過大評価しすぎ」です。

私も就活生の時は社会人はみなしっかりしていて自分などまだまだだと思っていました。ですが就活を通して、世の中の社会人はほとんど賢い人などいないと理解できるようになりました。

強みを聞くのは、自分で見抜けないから

よく考えてみて下さい。

もし面接官がコミュニケーション能力が高かったら・・・?

面接はとてもスムーズに進むはずです。

緊張している就活生をリラックスさせ、話をどんどん引き出していくでしょう。

そして話の流れを誘導し、「面接している」とは気づかせないレベルで就活生の強みも弱みも分析してしまうはずです。

リラックスした雰囲気の中、就活生は自分の聞きたいことを本音で質問でき、就活生も面接官も最後には充実した表情で面接を終えるはずです。

正直、これがレベルの高い面接だと思います。

しかし、実際はどうでしょうか。

社会に出たら使わないような謎マナーで就活生を値踏みし、就活生も企業も本音を出さず腹の探り合いです。

企業の人事担当は何十年も面接と雑務しかしないにも関わらず、いつまでもそのレベルで止まっています。

皆さんはこれが優秀な社会人だと思いますか?

世の中の面接官は自分で強みを引き出せないから、就活生の自己申告を信じるしかないのです。

強みを聞かれたら何を答えればいいのか

ここまでの文章から分かる通り、面接官は別に優秀ではありません。

本当に優秀な社員は学生相手の面接官ではなくエース社員として何億も売り上げを立てているはずです。

ですから、面接官に強みを聞かれても適当に答えて大丈夫です。

「そんな適当な」と思われるかもしれませんが、面接は意外にも適当にやるくらいの方が上手くいきます。

肩に力が入りすぎると上手くしゃべれませんが、面接なんて適当にこなそうと思えば逆にスラスラ言葉が出てきます。

ですので、強みなど適当に答えましょう、というのが答えです。

実際に、私もその時その時の気分で思いついたことを言っていました。自己分析なんて1秒もしていませんし、強みなんて考えたこともないですが、面接は9割くらい通りました。

ただ、「強み」を聞かれた際に注意しておくべきことはあります。

それほど難しいことではないので箇条書きで説明します。

  • ESとの整合性に気を付ける
  • (できれば)具体的なエピソードも添えられるものにする
  • 自分のキャラと矛盾しないものにする

これさえ満たしておけば、とりあえず問題ないでしょう。

まとめ

いかがでしたか。

「強みなんてなんでもいい」という言葉を聞いて驚かれたかもしれません。

あるいは「面接なんて適当にやったほうが逆にスラスラ話せる」という言葉を聞いて妙に納得したかもしれません。

どちらにせよ今回解説したことは面接の本質ですし、就活エージェントや企業からは絶対に聞けないアドバイスです。

あとは他の記事でも解説しているように、いくつかのエピソードを準備して色々実験してみるだけです。

そうすれば、面接はほとんど受かるようになってきます。

では、皆さんの就活が成功することを願っています。

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