業界新聞の特徴やメリットについて、前の記事で解説しました。
そこで今回は、業界新聞を使った就活の進め方、特に『内定の取り方』を解説します。
どれほど知識を付け、選考対策を進めたとしても、内定を取れなければ就活は失敗です。
『内定を取る』というゴールに向け、就活のスケジュールと合わせ見ていきましょう。
就活初期:業界の概要を調べる
まずは、おおまかでいいので日本にはどのような業界があるかを調べていきましょう。
ネットで調べてもいいのですが、本を買ったほうが効率が良いです。
定番は『業界地図』ですが、本屋で自分に合いそうなものを選んでください。
気になる業界や、各業界のトップ企業をざっくり見ていきます。
気になる業界があれば、次のステップです。
【補足】気になる業界がない場合
本を使って業界の概要を抑えても、ピンとこない場合があるかもしれません。
その時の対処法は以下の通り。
- 新聞を読んで気になる産業や企業を見てみる
- 身近な企業にアポを取って実際に訪問してみる
- 日経225に出てくるような企業のHPを片っ端から読む
要は、手を動かすか足を動かすかの2択です。
行動すれば興味のある業界が出てきます。
~3月:業界新聞を購読
自分の志望する業界を絞ることができたら、いよいよ業界新聞を購読してみましょう。
業界新聞は様々な種類がありますが、「おためし購読」などで自分に合ったものを購読するといいでしょう。
選び方が分からない場合、以下のような点に注意してください。
- 情報量が豊富
- 写真やグラフなどの資料が豊富
- インタビュー記事が多い
- 出版元が信頼できる
- 出版部数が多く人気
定番のものを選べばOKです。
~3月:業界新聞で準備する
購読を始めたら、さっそく読んでいきましょう。
業界新聞の他にも、自分の就職する業界の本があれば適宜購入してください。
様々な情報源にあたることで、業界の常識が掴めます。
とはいえ業界分析の基本は業界新聞です。
どのように読めばいいのか解説しますので、ブックマークをお願いします。
まずはそのまま読んで保存
とりあえずは読んでみないことには始まりません。
そのまま読んでみましょう。
新聞の構成はどうなっているか、どのようなことが書いてあるか、どのような会社が出てくるのかを自分の肌で感じてみましょう。
業界新聞は社会人向けに書かれているので、当然ながら内容はハードです。
普通の新聞よりも読むのに時間がかかって当然ですし、何がどうなっているのか分からないかもしれません。
しかし、それでもとりあえずは最後まで読んでみることです。
分からなくても、最後のページまでめくってください。
出てきた企業を片っ端からメモ
次は、出てきた企業を片っ端からメモします。
ノートに書いてもいいですし、スマホのメモに書いても構いません。
おすすめはExcelかスプレッドシートにリスト化すること。
データベースにすれば就活の際に便利になります。
- 社名:上場or非上場:売上:従業員数:HPのURL
のように、自分の役立つように加工しておけば楽です。
企業のHPのURLを記載しておくと、いちいち検索しなくて済むので便利です。
(ExcelやスプレッドシートはURLを貼っておくとクリックするだけでHPまで飛べます。常識かもしれませんが一応。)
作業を進める際に、その企業がどんな事業をしているのか、何を仕入れ、何を誰に売っているのかを調べていくと、業界の様子が分かるようになります。
記事ネタの情報源を自分でも調べてみる
実際に読んでみて、企業を調べていっても新聞の中身が理解できないかもしれません。
その時は、手間ですが真面目に調べましょう。
基本的にはグーグル検索でキーワードを打ち込んで調べますが、それでも分からない場合があります。
その場合は、『リサーチの技術』という本で調べ方を勉強してみましょう。
社会人になっても役立つ本です。
寝かせて再読する
一度読んだだけでは理解できないものですし、内容もすぐに忘れます。
ですから新聞は捨てずに保存しておき、何度か読み返しましょう。
スラスラ読んでパッと理解できるようになれば、かなりの知識が付いています。
2週間~1か月ほど放置してから読めば効果的です。
3月~:業界新聞で内定無双する
3月以降はいよいよ就活解禁です。
インターンが夏から既にあるため3月は就活後半だと勘違いしている人が多いですが、多くの企業が採用を開始するのは3月以降。
世間の企業のほとんどはインターンをしている余裕はありません。
ですから、3月からが本番。
①企業リストを使ってエントリーする
まずはリクナビやマイナビなどのサービスを用いて企業にエントリーします。
業界新聞を読む中で作ってきた企業リストがありますね。
Excelやスプレッドシートに作ったアレです。人によってはスマホやノートに書いているかもしれません。
その企業リストに載っている会社全てにエントリーします。
エントリーするのは無料なので片っ端からエントリーしましょう。
②採用をしない企業にも勝手に申し込む
皆さんの作った企業リストの中には、採用をしない企業もあるはずです。
中小企業などは新卒で募集をしていない場合も多い。
しかし、もしも気になる企業があれば積極的に申し込みましょう。
HPに記載されている電話番号に「就職したいです」と電話するか、住所にES・履歴書と「就職したいです」と書いた文書とともに送り付けましょう。
運が良ければ、選考くらいはしてくれるかもしれません。
そして、選考にさえ持ち込めれば勝てます。
③説明会に参加する
エントリーした後は、企業説明会に参加することになります。
業界新聞を真面目に読み込んできたあなたは、各企業の事業がよく分かっているはずです。
ですので、企業説明会では積極的に質問しましょう。
もし役員っぽい偉そうな人が出ていたら積極的に会話をして下さい。
役員や社長ともなれば業界新聞に寄稿していたりインタビュー記事が出ていたりするかもしれません。
積極的に話しかけて「あの記事読みました!」と言えば盛り上がります。
もしあなたがコミュ障でも大丈夫。
業界新聞を読んでくる就活生なんて珍しいので、相手がどんどん話し掛けてくれます。
あなたが身に着けた知識や意見を素直にぶつけて周りの就活生に絶望を与える存在になりましょう。
④ES・履歴書の対策
ESの書き方で気を付けるべきポイントは一つだけ。
業界新聞で読んだ知見を盛り込むこと。
あなたはもう業界の動向も企業の特徴も頭に入っています。
それをそのまま書きましょう。
それをするだけで周りの就活生と差別かできます。
⑤SPIでは絶対に落ちてはいけない
ESと同時期に、SPIを受けることになります。
ここは絶対に落としてはいけません。
「業界新聞を読んで知識も付けたのに、新聞と全然関係ないSPIで落ちたんだよねw」なんて笑えません。
SPIはしっかり対策すればまず落ちないので確実に対策してください。
⑥面接では「会話」を重視する
面接は面接官から一方的に質問てはいけません。
面接官が事前に準備した質問項目をただ受けるだけでは落ちます。
必ず自分のペースに持っていくこと。
私はそれができたので面接では7割以上の合格率をキープできました。
具体的なテクニックは別記事にあるので、それを参考にして下さい。
業界新聞で得た情報やニュースを利用するのが大事です。
面接官は絶対に食いつきます。
⑦見事に内定
ここまでできれば、好きなだけ内定を得ることができるはずです。
内定は必ず複数持って、時間をかけて就職先を決めましょう。
このサイトに書かれていることをキチンと実行すれば、きっと内定が取れます。
ぜひ頑張りましょう。
まとめ
かなり長い記事になってしまいました。
業界新聞を使えばいかに就活に有利か、ご理解頂けたかと思います。
一つの業界の知識を身に着けることで、その業界の内定を片っ端から貰いまくる。
これが「業界新聞を使った内定無双の戦略」です。
具体的な作業の進め方を書いているので、ぜひ何度も読み返してください。
では、皆さんの就活が成功することを願っています。
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